2003年12月9日(火)「しんぶん赤旗」
北海道空知管内の赤平市議会第十四回臨時市議会でこのほど、市内労働団体より提出された「イラクへの自衛隊派遣中止を求める意見書」が自民、公明両党を含む全会一致で可決されました。
同意見書は、「いま、イラクは全土が戦闘地帯となっている」とし、「自衛隊が派遣される地域においても、いつ戦闘が勃発(ぼっぱつ)するかわからない状態が続いている。このような状況の中で自衛隊が派遣されれば、米英軍による戦闘、占領行為を支援するものとして一体化され、攻撃の対象となることは明らかである」と指摘しています。
その上で、国にたいし、「現在進められている自衛隊の派遣計画を中止し、あくまでも国連や中立機関を中心とした、武力によらない人道的見地からのイラク復興支援に積極的な役割を果たすべきである」としています。