日本共産党

2003年12月9日(火)「しんぶん赤旗」

憲法9条でいこう

赤紙ビラでイラク派兵反対

母親大会連絡会が全国行動


写真

「子どもたちを戦場に送らない」と“召集令状”(赤紙ビラ)を配り、署名やシール投票でイラク派兵反対を訴える12・8平和を守る母親行動参加者=8日、東京・御茶ノ水駅前

 各地の母親大会連絡会は八日、全国いっせいに「平和を守る母親全国連鎖行動」を行いました。全都道府県で「赤紙」(召集令状)を模したビラを配り、街頭宣伝や集会、学校門前宣伝などで自衛隊のイラク派兵反対、憲法を守れと訴えました。安保破棄実行委も全国で宣伝しました。

 日本母親大会連絡会は東京・JR御茶ノ水駅前と有楽町マリオン前の二カ所でリレートーク。女性の憲法年連絡会などが合流しました。サンタクロース姿で赤紙を配る女性や「自衛隊のイラク派遣に反対です」「憲法9条でいこう」などと手書きされた模造紙が通行人の注目を集めます。イラク派兵の賛否を問うシール投票では、派兵「反対」に次々とシールが張られ、百六十八人が署名しました。

 「小泉さんがイラクに行ったらいいのに、といつも思っていた」といいながら署名した女性(24)=教員=は、「自衛隊はイラクに行ってほしくない。今まで意思を表明できる場がなかったので、今回署名しました。たくさんの署名が集まれば、行かなくてすむかもしれませんから」と話します。

 自営業の女性(60)=千葉・市川市=は、「おかしいのは公明党が安易に自衛隊を送ろうといっていること。どういう人であろうと戦場に行かせちゃだめ。私にも息子や孫がいます。昔の戦争を繰り返さないように、と思っているんです」。

 スーツ姿の男性が署名する姿も多数ありました。会社役員の男性(67)は「派兵は日本にとって何か得になるのか。一時的な感情で大きな犠牲を出すのは許されない。もっと考えてほしい」と憤慨します。中村宗弘さん(73)は「派兵は憲法違反だ。われわれが若いころは学生が立ち上がったものだ。やるべきときに頑張れ」と激励しました。

 宣伝に参加した国公労連の石川光子さん(47)は、「私たち国家公務員は同じ公務員の仲間を二人、亡くしました。軍事ではなく、平和の支援をしたい。その思いと違うことをする小泉首相は許せません」と話していました。

 日本母親大会連絡会の木村康子実行委員長をはじめ、女性の憲法年連絡会呼びかけ人の羽田澄子さん、江尻美穂子さんらが訴えました。



もどる
「戻る」ボタンが機能しない場合は、ブラウザの機能をご使用ください。

日本共産党ホームへ「しんぶん赤旗」へ


著作権 : 日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp