日本共産党

2003年12月19日(金)「しんぶん赤旗」

憲法破る派兵計画中止を

実施要項で 市田書記局長が談話


 日本共産党の市田忠義書記局長は十八日、イラクへ自衛隊を派兵する「実施要項」について、次の談話を発表しました。

 小泉首相は十八日、イラクに派兵する自衛隊の活動内容を定めた「実施要項」を承認した。これは、憲法をじゅうりんして、米英による不法なイラク軍事占領支配の支援のために自衛隊派兵を強行する道をいよいよ具体化したものであり、許しがたい決定である。

 「実施要項」は、自衛隊の活動地域に、バグダッド空港、バラド空港、バスラ空港、サマワを中心としたイラク南東部などを列挙している。しかし、バグダッド空港もイラク南東部も、現に武装集団による襲撃がくりかえされている地域であり、占領軍を支援する自衛隊を派兵した場所が「戦闘地域」になる危険性はきわめて大きい。

 自衛隊派兵は、イラク復興支援とは両立しないばかりか、イラク情勢の泥沼化をいっそう深刻にするだけである。日本共産党は、このような自衛隊派兵計画の中止を強く要求する。


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