2003年12月19日(金)「しんぶん赤旗」
【パリ17日浅田信幸】フランスのドビルパン外相は現局面でのイラク情勢に関連して「国連の関与」の必要性を改めて強調しました。十七日付仏紙リベラシオンのインタビューに答えたものです。
外相は「効率的であるためには正当でなければならない。そのためには国連が関与すべきだ」と強調しました。
サダム・フセイン元大統領の逮捕後のイラク情勢については、「混乱と破壊の勢力と、イラクを安定させ民主主義を打ち立てようとする勢力との間で、競争が始まった」との見方を示しました。
またサダム・フセインの裁判問題では「国際法に沿って行われるべきだ」とのべるとともに、イラク人自身が裁判を進められるような仕組みを見いだす必要があると指摘しました。