2003年12月23日(火)「しんぶん赤旗」
「自衛隊を絶対にイラクに送らないで」と高校生たちが二十二日、国会要請行動を行いました。全国高校生平和大集会実行委員会と高校生戦争協力拒否宣言アピール署名実行委員会の共催です。かけつけた高校生は、首都圏と大阪府からの四十五人。制服姿も目立ちます。日本共産党の市田忠義書記局長、小池晃参院議員、社民党の福島瑞穂党首が激励しました。
女子高校生が要請・アピール文を読み上げ、「これ以上、罪のない人たちの命が奪われることを、私たち高校生は絶対にゆるせません。この声を聞いてください」と訴えました。学校、街頭などで集めた「高校生戦争協力拒否宣言アピール」署名六千五百人あまりを手渡しました。
市田氏は「高校生の姿にたいへん勇気づけられています」と語り、「みなさんのアピールに全く同感です。米英軍に加担するための自衛隊派兵には大義がありません。派兵を阻止するもっとも大きな力は若いみなさんのエネルギーです。国民の圧倒的多数が派兵反対だということに確信をもって力をあわせましょう」と話しました。
「自衛隊の若者をイラクで殺させるな」「憲法九条を守れ」――二十二日夜、東京・渋谷区で実行委員会主催の自衛隊イラク派兵反対ピースウオークが行われ、二百人がプラカードやピースキャンドルをもって平和をアピールしました。サンタクロースにふんした若者がビラを配り、飛び入り参加者が相次ぎました。
大学一年生の北村文人さん(18)は「アメリカの暴走の後処理をやらされるのに納得がいかない。国連中心の復興支援をすべきです」と話します。
会社員の男性(28)は、「人を殺すのはよくない。未来にかかわる問題で、次の時代の人に『なんでこんなばかなことやったんだ』といわれたくないから」と飛び入り参加しました。
日本共産党の今村順一郎参院東京選挙区候補がともに歩きました。