2003年12月30日(火)「しんぶん赤旗」
|
イラクの人の命も、自衛隊の人の命も大切です−。平和をつくり出す宗教者ネットは二十九日、東京・銀座の街で自衛隊のイラク派兵中止を求める署名をよびかけました。
買い物客でごったがえす百貨店前。「とりかえしのつかない道を歩むのを止めよう」と書かれた横断幕。
日本山妙法寺の鈴木孝代さん(68)は、正月準備どころではないと、じっとしておられずにかけつけました。「今、動かなければ、時間が許さない」
声をからして、いきかう人によびかけるネルセス会修道院のシスター清水靖子さん(66)。「派兵によってなしくずし的に憲法改悪の道をあゆむとしたら、取り返しのつかないことになる。人の命を奪うのは耐えられない。そして、派兵のための重税に苦しむことになるのは国民です」と話します。
署名した小泉峯子さん(64)は「東京大空襲では親と離れ逃げまどいました。イラクの子どもたちをニュースでみるとたまらない思いです。私も身近なところで行動します」と話しました。