2004年1月3日(土)「しんぶん赤旗」
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「イラク派兵の中止を」「憲法九条を守りましょう」―日本共産党は今年たたかわれる参院選の比例・選挙区候補者を先頭に、元日から各地で街頭宣伝をおこない、初詣で客などに日本共産党の躍進を訴えました。
日本共産党の市田忠義書記局長は一日、穀田恵二衆院議員・国対委員長、西山とき子、井上哲士の両参院議員、中井作太郎京都府委員長や地方議員らとともに、街頭から新年のあいさつと、参院選と京都市長選勝利への決意を訴えました。
市田書記局長は、京都駅前など二カ所で街頭演説。「どういう理由、どういう時期であったとしても靖国神社に参拝することは、『あの侵略戦争が正しかった』と侵略戦争を肯定する立場に身を置くものだ」と述べ、元日に靖国神社を参拝した小泉首相を厳しく批判。自衛隊のイラク派兵強行にも触れ、再び戦争をしないと誓った憲法を守りぬく決意を述べるとともに、創立から八十二年間、反戦平和、国民が主人公の政治を訴えてきた歴史と伝統をもつ日本共産党への支援を訴えました。
市田書記局長らは演説のあと、京都市内を宣伝カーのデッキから手を振って訴えました。初詣での人でにぎわう東山区の八坂神社では、自衛隊のイラク派兵中止を求める署名をよびかけました。
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日本共産党の小池晃参院議員(参院比例代表候補)と今村順一郎同東京選挙区候補は二日、秋間洋・党台東地区都政対策委員長、同台東区議団とともに、初詣での人々でにぎわう東京・浅草の浅草寺近くで街頭演説し、日本共産党の躍進で政治を変えようと訴えました。
今村候補は、小泉純一郎首相の靖国神社参拝を「侵略戦争への反省も無く、憲法をふみにじるもの」と厳しく批判。「イラクへの自衛隊派兵をやめさせ、平和な二〇〇四年を切り開きましょう」と訴えました。
小池参院議員は、「この参院選は憲法を変えるかどうかが正面から問われる選挙。日本共産党を大きくして、二度と戦争をしない国を子や孫に残しましょう」「税金の使い道をただすことで年金、社会保障を支える道を一緒につくっていきましょう」と訴えました。
じっと演説に聞き入る初詣で帰りの車いすの女性や、小池参院議員と今村候補の政策を伝えるリーフレットを配る支部員に激励の声を掛ける男性の姿もありました。