2004年1月9日(金)「しんぶん赤旗」
安保破棄中央実行委員会は七日夜、東京都内で常任幹事会を開き、イラクへの自衛隊派兵に反対する運動を全国で急速に強めることを確認しました。
会議では、イラク派兵に反対・慎重を求める地方議会の意見書や決議が、四百二十八自治体(八日現在四百三十五自治体)に及んでいることが報告されました。
派兵に反対する集会や宣伝・署名が各地でとりくまれ、北海道では署名が四十万人を突破。山口では一人で五百人もの署名を集めた女性(新日本婦人の会会員)が生まれていることなども紹介されました。
こうした各地のとりくみを土台に国民的共同をいっそう強め、「草の根からイラク派兵反対の大きなうねりをつくりだそう」と確認。国会が開会される十九日(月)を全国いっせいの宣伝行動日とし、派兵に抗議する声明やメール、宣伝・署名、集会、防衛庁への抗議などを繰り広げます。
東京では十九日昼、安保破棄中実委、国民大運動実行委員会、中央社会保障推進協議会、有事法制は許さない連絡センターの四団体が主催し、日比谷公園(霞門)で正午から集会を開き、午後零時二十分から昼休みデモを行います。「イラク派兵を許すな 年金大改悪反対」を掲げ、同公園から霞が関を経て国会までデモ行進してアピールします。
航空自衛隊C130部隊が出発する愛知県小牧基地では、安保破棄県実行委員会と中央実行委員会の共催で十七日(土)午前十一時から、小牧市・市之久田公園で「許すな、戦地への自衛隊派兵 イラク派兵反対1・17県民集会」が開かれます。集会後、航空自衛隊の小牧基地正門前までピース・ウオークを行います。
また日本平和大会の成功のために、中央団体が全力をあげて取り組むことを確認しました。