日本共産党

2004年1月11日(日)「しんぶん赤旗」

「九条守れ」「戦場への派兵やめよ」

各地で抗議の行動


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縁起ものの笹を持った人たちに訴える宮本たけし、小林みえこ両参院議員=10日、大阪市浪速区

「十日戎」参拝客に訴え

大 阪
宮本、小林参院議員

 日本共産党の宮本たけし、小林みえこの各参院議員と党浪速区委員会は十日夜、「戦場のイラクへの自衛隊派兵をやめさせよう」と大阪市浪速区の今宮戎(えびす)神社前で抗議の街頭宣伝を行いました。

 年の初めに商売繁盛を願う祭り「十日戎」の参拝客らに「自衛隊のイラク派兵に反対する請願書」の署名を呼びかけました。

 宮本議員は「『イラクへの自衛隊派兵を許すな、憲法九条を守れ』というみなさんの願いを、日本共産党に託してください」と訴えました。

 娘が「十日戎」の福娘に選ばれたという奈良県の前山三代子さん=会社員=は「戦後、反戦、平和を築いてきたのに、戦前に逆戻りするのではないかと心配です。イラク派兵は絶対にやめるべきです」とのべ、署名しました。

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イラク派兵をやめさせましょうと訴える(左から)八田議員、瀬古前衆院議員、林信敏前県議=10日、名古屋市・金山総合駅南口前

歴史的暴挙は許せぬ

愛 知
八田参院議員

 参院選勝利をめざす宣伝キャラバンを続けている日本共産党の八田ひろ子参院議員は十日、名古屋市熱田区など各所で、瀬古由起子前衆院議員、林信敏前県議とともに、自衛隊のイラク派兵をやめさせようと訴えました。

 金山総合駅南口前で八田議員は「自民党、公明党によって、本格的な自衛隊派遣をする命令が下されました。平和憲法を踏みにじる歴史的暴挙は許せません。いまこそ派兵は許さないとの声をあげましょう」と呼びかけました。

 派兵反対署名をした同市熱田区の林茂厚さん(62)は「あんな危ないイラクに自衛隊をいかせるのは、いかんにきまっとると、母とも話しているんです。とにかくイラクへは送ってはいかん。小泉首相もアメリカの言うことばかり聞いているのではなく、こういうときばかりはしっかりするべきだ」と話していました。

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署名を呼びかける佐藤氏(右端)と後援会の人たち=10日、奈良市

商店街で署名よびかけ

奈 良
豆田参院選挙区候補

 日本共産党奈良県委員会は十日、県下各地で「自衛隊のイラク派兵の中止を」と宣伝。豆田よしのり参院選挙区候補は奈良市の近鉄奈良駅前で訴えました。

 佐藤真理・党県国政対策委員長、小林てるよ奈良市議と党後援会員は同市富雄駅前商店街で署名を呼びかけ。

 買い物途中で署名した女性(64)は「自衛隊がイラクへ行ったら戦争が広がりそう。正月に帰ってきた孫の顔を思いだして書きました」と話していました。平群町では党支部や平和委員会が宣伝しました。

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自衛隊派兵反対を訴える、はたの議員(中央)と大森氏(その右)ら=10日、JR東神奈川駅前

“派兵は戦争協力に”

神奈川
はたの参院議員

 日本共産党の、はたの君枝参院議員(神奈川選挙区候補)は十日、横浜市のJR東神奈川駅前で、小泉内閣が憲法を踏みにじり自衛隊にイラク派遣命令を出した歴史的暴挙に抗議し、「無謀な派兵をただちに中止させましょう」と訴えました。

 党神奈川県委員会の緊急宣伝で訴えたもので、大森猛前衆院議員、笠木たかし衆院十区候補、大谷つとむ同三区候補、むねた裕之同十八区候補、柴田豊勝横浜市議も参加しました。

 通りがかりにビラを受け取った高橋昇さん(69)は、「人道復興支援というが、派兵されれば戦争協力と同じ。反対と声をあげるのは大切なことです」と話していました。「(派兵は)絶対にだめ」と話しビラを受け取る女性など激励が相次ぎました。

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イラク派兵反対の署名を呼びかけながら対話する、あべ幸代参院埼玉選挙区候補

“子が戦争にいかされる”

埼 玉
あべ参院選挙区候補

 埼玉県内の日本共産党と後援会は十日、県内各地でイラクへの自衛隊派兵反対を訴える宣伝行動をおこないました。あべ幸代参院埼玉選挙区候補はさいたま市と上尾市で街頭演説に立ち、自衛隊派兵を強行しようとする小泉内閣を批判、派兵反対を訴えました。

 JR浦和駅前で、八カ月の息子を抱いて、あべ候補らの話を聞いていた看護師の益子美登里さん(28)は「第二次世界大戦で加害・被害両方の経験から生まれたのが日本国憲法であり、九条のはず。その憲法を破って自衛隊を送ろうとしているのか、全く納得できない。小泉首相が憲法前文を引用して派兵を説明していたが、理念を全くはきちがえている」と、派兵を決めた小泉内閣への怒りを抑えきれない様子。

 九歳の息子といっしょにイラク派兵反対の署名をした、さいたま市在住の主婦は「人を殺したり殺されたりするようなことになったら困る。このままなし崩しに戦争する国になってしまったら、この子も将来戦争に行かされることになるかもしれない。不安です」と話していました。


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「イラクに自衛隊を送るな」と宣伝する新日本婦人の会=10日、東京・渋谷区

東京の女性が大宣伝

渋谷駅前で

 新日本婦人の会東京都本部と都内の各支部は十日、東京・渋谷駅のモヤイ像周辺で、「イラクに自衛隊を送るな」と宣伝しました。

 宣伝には百人を超す女性が参加。イラク戦争の写真パネルや「自衛隊のイラク派兵反対」「憲法九条を守れ」などと書いたプラカード、横断幕を掲げ、ハンドマイクで「小泉首相は昨日、自衛隊のイラクへの出動命令を出しました。大義のない戦争に加担する自衛隊イラク派兵には絶対に反対です」と訴えました。

 待ち合わせ中の若者や通りかかった人が次々とイラクへの自衛隊派兵反対署名に応じました。派兵の賛否を問うシール投票前では若者のグループが、「安保があるから仕方ないじゃん」「おれは反対。アメリカのいいなりになるのはおかしい」と話し合う光景も。

 署名した、ともに三十六歳の夫妻=渋谷区=は「戦争は嫌だ。イラクに自衛隊を送ること自体は一つのきっかけでしかなくて、政府はもっと危険な別の意図を持っているのを感じる」(夫)、「自衛隊は軍隊。送ってもイラクの人のためにはならない」(妻)と語りました。

名古屋弁護士会が街頭に

 名古屋弁護士会(田中清隆会長)は十日、名古屋市中区栄で、「平和憲法に反する自衛隊のイラク派兵をやめさせよう」と訴える街頭宣伝をしました。四十人が、同弁護士会のたすきをし、市民にビラを配りました。

 弁護士が次々にマイクを持ち、「派兵は憲法に反し、国連の要請もイラクの同意もなく、イラク特措法にさえ反するもの」「人の命を軽んじるイラク派兵は絶対許せません」などと訴え続けました。


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