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2020年4月6日(月)

障害ある人 命危険に

手厚い支援を国に要望

きょうされん

 新型コロナウイルス感染症の流行拡大に伴い、きょうされん(斎藤なを子理事長)は3日、障害のある人と障害福祉事業所に関する要望書を厚生労働省に提出しました。

 要望では、感染拡大で障害のある人や家族、事業所などに不安が広がり、命の危険を感じる人も増えていると訴えました。利用者や職員に感染者が出た場合の対応指針を地域の実情に応じて協議するよう市区町村を指導する▽報酬が大幅に減った事業所に通常の収入が確保できる措置を講じる▽今後より深刻な事態に至った場合でも一律の休業要請をせず、個別の判断と対応に手厚く支援する―ことなどを求めました。

 千葉県の障害者入所施設で感染した入所者が、病院搬送が困難として医療設備の整っていない施設での診療が原則とされたことに関し、施設利用者が感染した場合に「障害のない人と同等に速やかに入院できる」体制の確保を強調。入所施設利用者が自宅に戻った場合や訪問系支援に関して、感染症対策として障害者が利用を控えた場合、事業者側の電話などの対応を報酬の対象にするよう要望しています。


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