2020年4月16日(木)
宇宙は平和利用こそ
赤嶺氏、「作戦隊」創設反対
衆院安全保障委員会は7日、米軍と一体に対衛星兵器や宇宙ゴミの監視を行う「宇宙作戦隊」の創設などを盛り込んだ防衛省設置法改定案を自民党と公明党などの賛成多数で可決しました。日本共産党は反対しました。
日本共産党の赤嶺政賢議員は討論で、軍事的優位の維持強化をねらう米国の軍事戦略に日本をいっそう深く組み込むものだと批判しました。
採決に先立つ質疑で赤嶺氏は、「政府は人工衛星を危険にさらす破壊実験を全面的に禁止する立場に立っているか」とただしました。河野太郎防衛相は、全面禁止の立場を明言しませんでした。
赤嶺氏は「宇宙条約の平和利用の精神にそって、軍事利用の制限・縮小をしていくことが重要だ」と強調しました。