2020年4月23日(木)
75歳開始で手取り減
宮本氏が年金改定案追及
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日本共産党の宮本徹議員は17日の衆院厚生労働委員会で、年金受け取りを75歳まで繰り下げ可能とする年金制度改定法案について、繰り下げるほど税や保険料の負担が増し、平均余命の場合、手取り総額が大きく減ると追及しました。
年金の受け取り開始を65歳より遅らせると月額は増えます。政府は、75歳まで遅らせると月84%増えると説明しています。
厚生労働省の高橋俊之年金局長は、年金にかかる住民税・所得税について、65~85歳まで月15万円受給すると総額42万円、75~85歳まで月27・6万円だと同225万円だと答弁。宮本氏は「負担は桁違いになる」と述べ、政府のうたう“高齢者が意欲をもって働ける環境整備”はまやかしだと批判しました。