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2020年5月13日(水)

命の現場に従事 ありがとう

感謝の看板

千葉・宣伝用品会社

写真

(写真)看板を製作した真庭さん(右)と岡さん=12日、千葉市花見川区

 「命の現場で働く医療従事者のみなさん ありがとう」の巨大な看板。国際看護師の日の12日、宣伝用品会社の真庭健一さん(46)と妹で従業員の岡のぞみさん(40)が千葉市花見川区幕張町の社屋に掲げました。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で桜祭りやメーデーなどイベントがすべて中止され、会社ではのぼりや看板の注文がぱったりとやみました。1月末の会社倉庫の火災で資材がすべて燃えて5人の従業員が元気をなくし、前向きに片付けに取りかかった矢先のこと。「うつ病になるんじゃないか」と岡さんが心配するほど真庭さんは落ち込みました。なんとかしようと不足する医療用フェイスシールドを製作し、近所にチラシを配りました。注文をくれた歯科医者から「手に入らなくて困っていた。チラシを入れてくれてありがとう」と感謝の言葉をもらいました。

 「医療従事者はたいへんな状況なのに、差別まで受けて悲しい。看板屋として何かできないか」と真庭さんは考え、看板を制作することを思いついたと言います。岡さんは「少しでも多くの医療従事者を励ましたい」と話しました。(小梶花恵)


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