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2020年5月18日(月)

新基地建設断念せよ

2団体 首相・防衛相に要望書

 「戦争をさせない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」と「『止めよう!辺野古埋立て』国会包囲実行委員会」は12日、安倍晋三首相と河野太郎防衛相宛てに、「沖縄県への『設計概要変更申請』を撤回し、辺野古新基地建設を断念せよ」と求める要望書を提出しました。

 要望書は、防衛省が4月21日に、沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設で軟弱地盤改良のための設計変更を沖縄県に提出したことについて、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言のもと「人命より米軍への基地提供を優先するのか」と抗議。軟弱地盤の存在という事実を隠し、土砂投入を強行してきた政府・防衛省に「『変更申請』を行う資格などない」と批判しています。

 その上で、水深90メートルに及ぶ軟弱地盤改良は困難だと多くの専門家が指摘し、発覚した地質データ隠蔽(いんぺい)に対する再調査を防衛省が拒否していることなどを指摘。「『辺野古は唯一の解決策』の破綻は明らかだ」として、辺野古関連工事の即時中止、沖縄県と国会への正確な現状報告、辺野古新基地建設の断念を求めています。

 要請には、沖縄選出野党国会議員の「うりずんの会」の赤嶺政賢衆院議員(日本共産党)と沖縄等米軍基地問題議員懇談会の近藤昭一衆院議員(立憲民主党)が同席しました。


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