2020年8月19日(水)
感染者6人が利用
GoToトラベル宿泊施設
野党ヒアリング
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国が新型コロナウイルス感染症対策で行う観光支援事業「Go To トラベル」について18日に開かれた野党合同ヒアリングで野党議員たちは、感染の急拡大が起きている地域で同事業を中止する仕組みがないことを問題視しました。
野党議員らは、医療現場がひっ迫している地域があり、「Go To」で観光客を増やすことは、感染拡大をより深刻化させかねないと指摘。観光庁は、同事業に登録している宿泊施設に滞在した人のうち、新型コロナ陽性と診断されたのは、17日までに6人だったと説明。他方で、6人のうち同事業利用者は1人だと答弁しました。
野党議員は「宿泊施設からという狭義の情報のみだ。同事業が感染拡大に与えた影響もわからない。感染拡大防止の観点から、『Go To』は正しいことだと考えるのか」との批判も出ました。
また医療体制がひっ迫してきている沖縄県が必要としている支援に、国が応えるよう要求しました。
ヒアリングには日本共産党の高橋千鶴子衆院議員が参加し、同事業の中止を検討すべきと求めました。