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2020年10月20日(火)

共闘の力で政権交代

総がかりなど国会議員会館前行動

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(写真)雨の中、菅政権に抗議の声を上げる人たち=19日、衆院第2議員会館前

 菅首相による日本学術会議への人事介入に抗議し、市民と野党の共闘で政治の転換を訴える行動が19日、衆院第2議員会館前で取り組まれました。総がかり行動実行委員会など主催で900人が参加。

 主催者あいさつで菱山南帆子さんは、任命拒否撤回まで声を上げ続けようと訴え。民主主義や立憲主義無視の菅政権を続けさせてはいけないと語り、「命と暮らし最優先の政治を市民と野党の共闘でつくりましょう」とのべました。

 「市民連合」呼びかけ人の山口二郎・法政大学教授は、日本学術会議への介入は、「都合の悪い情報を国民に知らせたくない、考えてほしくないという菅政権の本質を表している」と指摘。「権力の横暴にノーの声を上げ、総選挙で審判を下そう」と述べました。

 日本共産党の小池晃書記局長は、憲法の「学問の自由」は滝川事件など学者が弾圧され戦争に突き進んだ痛苦の教訓からつくられたものだと指摘。任命拒否は、そのために必要な学者コミュニティーの自主・自律性を破壊する憲法違反の暴挙だと強調し、「強権・ファッショ的な菅政権を続けさせるわけにいかない。市民と野党の共闘で政権交代を実現し、新しい政権をつくろう」と訴えました。畑野君枝衆院議員が参加しました。

 社民党の吉田忠智参院議員、立憲民主党の小西洋之参院議員があいさつしました。

 神奈川県大和市の男性(77)は「今声を上げなければとんでもないことになる。政治による学問への介入は許すわけにはいかない」と話しました。


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