2020年12月3日(木)
ＧｏＴｏ一時停止を
穀田国対委員長が表明
日本共産党の穀田恵二国対委員長は２日の記者会見で、菅義偉首相と小池百合子東京都知事が「Ｇｏ Ｔｏ トラベル」事業の東京発着分について高齢者と基礎疾患を持つ人の利用自粛を呼びかけるとした方針について問われて、「両者とも無責任だ。一番大事な点は、感染の爆発的な広がりをどう防ぐかだ」として、同事業の一時停止を求めていくと表明しました。
穀田氏は、専門家で構成する政府分科会から同事業の一時停止の検討が求められ、医療機関に対する抜本的な減収補てんなどを求める意見も出ていることに言及し、菅政権に「危機感がない」と批判。「なぜ、こういう中途半端な対応に終始しているか。結局、自らが主導した『Ｇｏ Ｔｏ キャンペーン』に固執しているからだ。国民の命や感染症対策よりも自分の掲げた考え方を押し通すということがあっていいのかが問われる」と指摘しました。
その上で「政権の無責任さ、無為無策が改めて浮き彫りになったが、それでことを済ますわけにはいかない。国会で議論をしてきちんと対策を練ることこそ、国会の責任だ」と述べました。
