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2020年12月20日(日)

新人王を表彰

将棋 池永四段 囲碁 関三段

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(写真)優勝トロフィーを手にする新人王の(左から)将棋の池永天志四段と囲碁の関航太郎三段=19日、東京都港区

 将棋第51期新人王戦(しんぶん赤旗主催)で優勝した池永天志(いけなが・たかし)四段(27)と囲碁第45期新人王戦で優勝した関航太郎(せき・こうたろう)三段(20)の合同表彰式が19日、東京都港区の明治記念館でおこなわれました。

 小木曽陽司赤旗編集局長は、レベルアップしている若手棋士の活躍の舞台として新人王戦がますます面白くなっているとし、新人王戦を“卒業”する両新人王に「一般棋戦でのご活躍を期待します」とあいさつ。優勝カップ、賞金目録を贈呈しました。

 日本将棋連盟の佐藤康光会長、日本棋院の小林覚理事長、関西棋院の正岡徹理事長がそれぞれあいさつし、両新人王に賞状を贈りました。

 池永四段の師匠、小林健二九段は「奨励会三段リーグを抜けるまでの8年は無駄ではなかった」と弟子の苦労に思いをいたし、池永四段は「新型コロナの影響で、対局ができることに勝る喜びはない、との思いを強くした。優勝は光栄なことですが、この結果に満足せず、日々精進してまいりたい」と謝辞をのべました。

 関三段の師匠、藤澤一就八段は「AI(人工知能)の精緻さも取り入れつつ、人間のダイナミックさもよく出ていた」と新人王戦でのたたかいぶりをたたえ、関三段は「決勝では棋士人生においていちばん納得のいく内容の碁が打てた。新人王という名誉あるタイトルを取れたことをうれしく思います」と喜びを語りました。


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