しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2021年1月12日(火)

青年・学生の巨大な変化をつかみ、全党の力で働きかけよう

 民青同盟が中心になって行っている学生への食料支援は日に日に広がり、43都道府県の2万4千人以上の人が利用するところまできました。これは、コロナ感染拡大で青年・学生の苦難がいっそう増していることを示しています。

 このとりくみは、学生の苦難を直接軽減するだけでなく、多くの学生がつながり、その中で「自己責任論」をのりこえてコロナ禍の困難を政治と社会の問題としてとらえ、政治を変えたいと願う流れが強まっています。多くの青年・学生が、格差と貧困の拡大、気候変動やジェンダー平等など、社会に目を向け、「資本主義の限界」を感じ始めています。

青年名簿をつくり、「1千万対話」のなかで働きかけよう

 こうした巨大な変化を開始している青年・学生に、今こそ働きかけるときです。すでに、青年との対話集中期間を設けた党機関も生まれています。全県・全地区が「総選挙躍進特別期間」の「1千万対話」で、青年・学生に目的意識的に働きかけ、結びつきをつくり、支持を広げることに、特別の手だてをとることを訴えます。

 全県・全地区で支部と協力して、次のような点を具体化しましょう。

 (1)「青年名簿」づくり――有権者名簿から書き出すことや、党員、後援会員などの結びつきを生かして「青年名簿」をつくりましょう。有権者名簿から1万人以上の名簿をつくる地区が生まれています。すべての県・地区委員会でとりくめば、全国で数百万人の名簿をつくることができます。

 (2)対話に挑戦――若者向けアンケートや対話用リーフを届け、願いを聞き、対話に挑戦しましょう。学生アパートに返信用封筒をつけてアンケートを配り、かつてない規模で返信が寄せられています。配布した民青の食料支援のチラシをもってかけつける学生も数多く見られます。こうした青年に働きかければ、新しい結びつきをつくることができます。党機関は、若者との対話を促進し、集約しましょう。

 (3)サポーターに登録――「JCPサポーター」への登録や、SNSも活用して青年・学生の後援会活動を発展させましょう。演説会や、「五つの提案」、改定綱領をもとにオンライン「集い」などを気軽に開催しましょう。

 (4)民青と協力――民青同盟は、総選挙ですべての班が「日本共産党と一緒に政治を変えよう決議」をあげることをめざしています。党の県・地区委員会が対応する民青同盟へ申し入れるなど援助を強めましょう。

 これまで10代、20代の約1500万人の青年・学生有権者にたいする働きかけは、SNSを含めた宣伝が主で、組織的な働きかけはごく一部に限られてきました。そのため、多くの青年はSNSやマスメディアを通じた情報だけで選挙の行動を判断せざるを得ない状況がありました。しかし、その青年が、コロナ危機のもとで政治への関心を強め、大きな変化を開始しているだけに、今回の総選挙では、組織的にも大規模な働きかけが重要になっています。これを全党の力ですすめることが不可欠で、青年・学生党組織がその一翼を担ってとりくむという見地で推進しましょう。

青年・学生党員の拡大と、民青同盟の強化を

 青年・学生の苦難軽減のとりくみと結んで民青同盟に加盟する経験が広がっています。民青同盟員への入党の働きかけをすすめ、青年・学生党員を増やすことを特別に重視し、綱領を渡し、総選挙にむけて「いっしょに政権を交代させよう」とよびかけ、入党を働きかけましょう。

 この間のとりくみなどで結びついた青年・学生に、地域、職場、学園に民青班、党支部をつくる目標をもって働きかけましょう。学生新歓を重視し、この1月から準備を始めましょう。

 (青年・学生委員会)


pageup