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2021年4月2日(金)

菅政権の拙速が原因

田村智子議員、法案の誤り追及

参院議運委

 参院議院運営委員会は1日、政府提出法案に誤りが相次いだ問題を受け、加藤勝信官房長官から説明を聴取し、質疑を行いました。日本共産党から田村智子議員が質問に立ちました。

 田村氏は、デジタル関連法案の関係資料45カ所の誤りや、既に成立した感染症法の修正前の条文の間違いについて、誤りが生じた原因は法案提出を急ぐ菅義偉政権の対応にあると指摘。デジタル関連法案は217もの法律に関わる法案作成の作業を事実上1カ月程度で行ったとして、「この拙速なやり方が誤りを引き起こしている大きな要因ではないか」と迫りました。

 加藤官房長官は「いずれも社会的なニーズに的確に応えるために体制を整備した」などと述べました。

 田村氏は、デジタル関連法案の立案作業に従事する職員の長時間労働について追及。昨年10月の勤務外の平均在庁時間が108時間となっている実態を示し、「菅首相の看板政策だから早く結果を出そうとして、無理を押し通すことが起きている」と指摘しました。

 加藤官房長官は「再発防止に努めたい」としか答えず。田村氏は「菅政権の拙速なやり方そのものが、政府の信頼を損なう重大な事態を招いている」と批判しました。


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