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2021年4月7日(水)

個人情報漏えいリスク

デジタル法案に警鐘 院内集会

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(写真)院内集会で講演する小倉氏(奥)ら=6日、衆院第2議員会館

 デジタル関連法案に警鐘を鳴らす集会が6日、衆院第2議員会館で行われました。共謀罪NO!実行委員会と「秘密保護法」廃止へ!実行委員会、NO!デジタル庁が共催。批評家の小倉利丸さんが講演し、約70人が参加しました。

 小倉さんは、同法案でデジタル庁が創設される目的について、「個人情報を政府と民間企業が自由に利用することを通じて、私たちをコントロールすることにある」と指摘。政府は、政権維持のために有権者を操作し、民間企業は利益のために人々の行動を操作すると警鐘を鳴らしました。

 また、デジタル庁でのデータ管理について、「コンピューターのプログラムは完ぺきではなく、必ず不具合が起きる」と指摘。国・自治体の情報システムの共同化が進むなかで、規模が大きくなれば、個人情報の漏えいなどのリスクが大きくなると批判しました。

 参加者からは、インターネットを通じた商品購入など利便性が向上する一方で、企業の個人情報の取り扱いについて不安が出され、個人情報を守る手段がないか質問がありました。小倉さんは、サービスを利用する前に、企業の個人情報の取り扱いについて確かめる必要があり、しっかりとした指針があるサービスを選ぶ必要があると指摘しました。

 野党国会議員が参加しました。


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