2024年11月23日(土)

日本高齢者大会が開幕

名古屋　戦争なくす運動大きく

　「まちから村からの連帯で　ひとりぼっちの高齢者をなくそう」をメインスローガンにする日本高齢者大会(主催・実行委員会）が２２日、名古屋市内で始まりました。欧州や中東で戦争・紛争が続いているなかで「世界中の戦争をなくそう！平和な地球と豊かなくらしをとりもどそう！」「すべての人が手をとり合って、飢えと貧困をなくそう！」をサブスローガンに掲げました。大会は２３日までの２日間です。

　分科会運営責任者共通の開会あいさつで、日本高齢期運動連絡会の菅谷正見事務局次長は、「来年は戦後８０年。日本を“新しい戦前”にさせないよう、世界から戦争をなくす運動を大きくしていく大会です」と強調しました。

　総選挙では国民の審判で自公政権が過半数割れとする新しい局面が始まったと述べ、「高齢者自身の役割はますます大きい。高齢期の人権が輝く社会実現へ、２０２２年の大会で採択した『日本高齢者人権宣言』を物差しに、年齢による差別を若い世代とも連帯して、はね返す大会にしよう」と呼びかけました。

　初日は高齢者の労働問題などの六つの学習講座と女性の低年金問題などの１０の分科会で交流しました。