2024年11月23日(土)
「原子力空母は帰れ」
神奈川 市民ら配備に抗議
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米海軍原子力空母ジョージ・ワシントンが横須賀基地(神奈川県横須賀市)に入港した22日、市内各地で平和団体と市民らが抗議の声を上げ、さまざまに宣伝を繰り広げました。
午前7時ごろから、日本共産党も参加する安保廃棄・諸要求実現神奈川県統一促進会議(安保破棄)は基地に近い公園で監視・抗議行動をしました。参加者は、もやの中から空母が姿を現すと「原子力空母配備、反対」「ヘリ部隊の厚木配備反対」「直ちにアメリカに帰れ」などとシュプレヒコール。県原水協の三井靖広事務局長は「核兵器禁止条約が広がろうとするときに、核兵器を搭載できる戦闘機を積む空母を配備することは世界の流れに逆行する」と批判。「原子力空母の母港化を阻止する三浦半島連絡会」の新倉泰雄事務局長は、米兵による事件・事故の増加を懸念し、「一番の安全は原子力空母が帰ることだ」と訴えました。
神奈川県平和運動センターも同公園で、ヨコスカ平和船団は2隻の船で海上から監視・抗議しました。
平和・基地問題などに取り組む9団体が呼びかけた統一行動として、市内に宣伝カー4台を走らせたほか、徒歩キャラバンが3コースに分かれてビラを配布しながら宣伝。65人が参加しました。市内に住むAさん(72)が「バスを待っている間にでも読んで」「おしゃべりの話題に」と呼びかけながらビラを配ると、高校生が「読みます!」と応じました。
「原子力空母母港化の是非を問う住民投票を成功させる会」は横須賀中央駅前で宣伝。各行動に日本共産党の畑野君枝元衆院議員、井坂新哉県議、横須賀市議団も参加しました。