2004年1月14日(水)「しんぶん赤旗」
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「自衛隊のイラク派遣を中止させるため、命を生み、はぐくむ女性として、できるところから共同を」と、女性たちの集会が十三日、衆院第一議員会館で開かれ、約百六十人が参加しました。
集会をよびかけたのは、航空労組連絡会の内田妙子議長、日本医療労働組合連合会の田中千恵子委員長、日本新聞労働組合連合会の明珍美紀委員長の三人。
航空、医療、報道それぞれの立場から「自衛隊を派遣すれば、日本の民間航空機が、テロの標的にされる危機が高まる」(内田さん)、「『再び戦争で白衣を血で汚さない』というのが医療労働者の誓い。人道的な医療支援こそすべきです」(田中さん)、「小泉首相は、国民への説明責任をまったく果たしていない。政府の自衛隊のイラクでの活動についての報道自粛要請は許せない」(明珍さん)と訴えました。
集会には、各界の著名人を含む六十一人、四団体からの賛同が寄せられていることが報告され、参加者が次々にリレートークしました。
賛同者で作家の山崎朋子さんがマイクを握り、「父は、帝国海軍の潜水艦の艦長として、艦もろとも行方不明になり、『東京湾の南で沈没、名誉の戦死』と報じられた。でも小学生だった私は、生涯非国民と呼ばれてもいい、どうか父を生きて返してほしいと思っていました」と語りました。
集会には、日本共産党の井上美代参院議員、社民党の福島瑞穂党首も参加し、あいさつしました。