2004年1月15日(木)「しんぶん赤旗」
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「たたかってこそ未来は開ける」――。大会初参加の岡山県・石村智子さん(28)は、不破議長、志位委員長の報告を聞いて確信を新たにしています。そして、「たたかいを党の拡大に結実させること」がカギだと感じたといいます。
石村さんは、日本民主青年同盟岡山県委員会の副委員長です。民青同盟の仲間と「雇用を守ることは自分たちの問題よ」と署名に取り組み、その中で青年党員が増えていったという体験と重なり合って、大会報告に引き込まれていったのです。
「青年に仕事を」という訴えはこれまで民青同盟の班会にきていなかった仲間も友達に呼びかけて署名を集めてくるという反響を呼びました。「この署名は青年が心から求めていたもの」と確信し、二週間で千人分の署名を目標に取り組みました。
家族とか、出会う人ごとに訴えて一人で二百人分の署名を集めた仲間もいました。千人分は無理と思っていたのが二週間で達成し、党大会前までに四千六百人分も集まったのです。
「こんなに反応があるとは思ってもいなかった」という石村さん。「要求のあるものが自らたたかう。運動とはこういうものなのだ」といいます。「青年の要求実現の願いと日本共産党の主張が一致していることを痛感してきました」
綱領改定の報告でいわれた「労働時間の短縮こそ人間の解放につながる」ということに共感しています。
花の卸売りの仕事をしていたころ「十一時間以上も働いても残業代は一円もでず有給休暇も保障されていませんでした。自分の経験からしても生産手段の社会化だけでは不十分なのが良く分かりました。長時間労働から解放されることを青年は願っています。青年は歴史の法則を知れば揺るがない確信を持ちます」といいます。
石村さんは「青年の中で新しい綱領の値打ちを語っていきます。そして、民青同盟員の半分の人たちに『しんぶん赤旗』を読んでもらうように、大会から帰ったらさっそく取り組みます」と決意を話していました。