日本共産党

2004年1月17日(土)「しんぶん赤旗」

綱領を力に参院選勝利必ず

“全国は一つ” 決意次つぎ

大会4日目討論から


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熱心な討論が続いた党大会4日目=16日、静岡・熱海市、伊豆学習会館

 日本共産党第二十三回大会は十六日、四日目を迎え、未来社会論、日本改革の展望を示した綱領改定案の意義とともに、これを力に、なんとしても参院選での勝利をめざそうと、総選挙時比130%の読者拡大などの諸課題達成への決意あふれる発言が続きました。

 上田耕一郎副委員長は、第八回大会で採択された現綱領の対米従属打破の路線が、改定案にも引き継がれていると指摘。自身が参加した当時の議論も振りかえりながら「四十三年の風雪に耐えた歴史的規定」とのべました。東アジア共同体に向けたアジアでの新たな動きに触れ、安保条約の廃棄、非同盟への日本の参加が、米国の一国覇権主義に左右されない平和の国際秩序の確立に果たす意義を強調しました。

 青森の堀幸光県委員長は、先の衆院選で県党が燃え東北ブロックで一議席を守りぬいたたたかいを発言。130%の読者拡大の提起を深刻に受けとめ、寝不足になったと率直な感想ものべながら、これに正面から挑戦し、達成できる条件はあることを力説しました。

 熊本の川上紗智子南部地区常任委員は、川辺川ダム建設中止に追いこむたたかいをあげて、国民の要求実現への献身の重要性を強調しました。

 北海道の猿子昌正・上川地区副委員長は、青年層での党建設を死活的問題ととらえ、粘り強くとりくんできた経験を紹介。大阪の門東義文・西淀川此花地区委員長は、「大きく増やし、一人残らず成長できる支部を」と、系統的に党建設にとりくんできた経験をのべました。

 沖縄の小松直幸民青同盟グループ責任者は、綱領改定案を語るなかで、いじめで引きこもりになっていた若者が、街頭署名などで奮闘するまで成長した経験をのべ、模索している青年に、社会を変え、あきらめない生き方を語る力が綱領改定案にあることを力説しました。

 愛媛の林紀子中予地区委員長は、党大会に向けた綱領改定案の討議で出た意見に触れながら、改定の意義を強調。山口の山本丈夫県副委員長は、130%の読者拡大の提起が、参院選勝利のためどうしても必要であること、党機関が「腹をくくる」ことの重要性をのべました。

 福岡の仁比そうへい参院比例代表候補は、アフガニスタンを訪問したとき、米軍の攻撃に村が破壊され、千四百キロもの放ろうを余儀なくされた少年が「世界の人々が米国の戦争に反対してほしい」、少年の母が「人間の尊厳を取り戻したい」と語っていたことをのべながら、米国の無法な戦争をきびしく告発。侵略戦争に命がけでたたかってきた党の一員として、全力でたたかう決意をのべると、大きな拍手が送られました。

 大阪の山口勝利府委員長は、七二年の総選挙で大阪で六議席を獲得した背景に日刊紙156%、日曜版141%の前進があったことを紹介。全党員が立ち上がり、強大な党の建設をかちとる決意をのべました。

 埼玉の増子典男県委員長は、大会での討論が青年の熱い探求心にあふれていたことに感動したと力説。参院選での六百十万の得票目標を全国が一つとなってかちとろうと呼びかけました。

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