2004年1月19日(月)「しんぶん赤旗」
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自衛隊のイラク派兵のさなか埼玉県朝霞、新座、和光三市と東京都練馬区にまたがる陸上自衛隊朝霞基地で二十一日から始まる大規模な日米共同指揮所演習「ヤマサクラ45」を前に、「日米共同軍事演習に反対する1・18集会」が十八日、基地近くの朝霞中央公園で開かれました。東京、埼玉を中心に百をこす団体・個人でつくる実行委員会の主催。約千八百人が集まりました。
集会では、「教え子をイラクに送るなの思いで訴えています」(高校教師)など参加者が決意表明し、共同演習とイラク派兵中止を求めるアピールを採択。日本共産党の富樫練三参院議員が連帯あいさつ、社民党の福島瑞穂党首のメッセージが紹介されました。
参加者は基地までデモ行進し、即時中止を求める要請書を提出しました。あべ幸代日本共産党参院埼玉選挙区候補もデモに参加しました。
埼玉県富士見市の井上由紀さん(28)は「以前、横田基地近くに住んでいたとき、大きな軍用機が飛び立つたびに、何か言いしれぬ恐怖を感じていました。戦争をしない憲法九条をもつ国として自衛隊派兵は絶対許せない」と語りました。