2004年1月20日(火)「しんぶん赤旗」
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「自衛隊のイラク派兵やめよ」「年金の大改悪反対」。十九日、東京・霞が関の官庁街や国会周辺で抗議の声が響きました。平和・民主団体や労働組合、宗教者、市民、女性団体などが通常国会の開会日に合わせて行った国会行動です。
国会近くの日比谷公園入り口には千人を超える参加者がつめかけ、昼休み集会を開催。正午すぎから国会に向けて請願デモをしました。
この「イラク派兵を許すな、年金大改悪反対 1・19昼休みデモ」は安保破棄中央実行委員会、国民大運動実行委員会、中央社会保障推進協議会、有事法制は許さない連絡センターの四団体が主催。女性の憲法年連絡会も合流しました。群馬県からはバスを貸し切って参加し、車いすや白杖を手にした障害者の姿も目立ちました。
衆・参両院の議員面会所前には、イラク派兵、憲法改悪、年金改悪、医療改悪、消費税増税に反対する百五十六万人余の署名が積み上げられ、出迎えた日本共産党の議員に託されました。国会初日に提出された署名数としては十年来で過去最高です。請願後は参院議員会館内で集会を開きました。
「これまでデモとか集会とか参加したことがなかったんですけど、何か意思表示したくて」と参加したのは埼玉・川口市のケアマネジャー、五十嵐陽子さん(28)。「先遣隊は行ったけど、ここであきらめたらダメ」と語ります。