2004年1月20日(火)「しんぶん赤旗」
通常国会が召集された十九日、安保破棄・諸要求貫徹大阪、北区、中央区の各実行委員会は、大阪市北区で、自衛隊のイラク派兵反対、有事法制の発動と「国民保護法案」を許すなと、抗議の「1・19昼休みデモ」を行いました。
政府・与党が「人道復興支援」を口実にイラクへの自衛隊派兵の承認を狙う緊迫した情勢のなか、参加した二百人を超える人たちは「イラク支援に軍服はいらない」「イラク派兵ただちに中止を」などのプラカードを持ち、大阪市役所前から大阪駅前ビルまでの約一・五キロを歩きました。
出発前の集会で安保破棄大阪実行委員会の竹馬稔事務局長は、イラクの占領・支配の経費の分担や自衛隊の派兵についての日本政府の態度は突出していると強調。「これからがたたかいの正念場。平和を望む世界の人たちと手をつなぎ、大阪から平和の声をいっそう大きくして、歴史に残るたたかいを展開、発展させよう」と訴えました。
イラクの現状を伝える写真を手に行進した枚方市の三澤裕香さん(28)は「自衛隊の参戦は許せない。戦争のない、平和な日本を次世代に伝えたい」と話しました。