2004年1月22日(木)「しんぶん赤旗」
政府・与党は二十一日、イラクへの陸上自衛隊本隊の派兵について、二十六日に最終決定する方針を固めました。政府は、イラクへ派兵した陸上自衛隊先遣隊の一部が週内に帰国することを受け、二十四日に与党幹事長会談で現地の治安状況などに関する調査結果とともに、派兵方針を説明。その後、公明党内の調整を経て、週明けの二十六日に小泉純一郎首相が同党の神崎武法代表と会談し、派兵方針を最終確認する方向です。
陸自本隊派兵に関し、公明党幹部は二十一日午前、「二十六日の中央幹事会で協議した上で、同日夕に自公党首会談の流れだ」と述べ、党首会談で派兵容認を伝えることになるとの見通しを示しました。
党首会談を受け、政府は速やかに派兵命令を出し、月内にも本隊の施設部隊約八十人を出発させる方針です。