2004年1月24日(土)「しんぶん赤旗」
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「戦地に自衛隊を送るなんて絶対反対」と高齢の女性、「お父さんが自衛隊員だったら心配すると思うから」と中学生たち。二十三日、東京・新宿駅西口で安保破棄中央実行委員会と同東京実行委員会がおこなった自衛隊のイラク派兵に反対する宣伝行動に、署名と対話の輪ができました。
署名に応じた東京・中野区の女性(55)は「危険な所へ同じ日本人をやりたくない。アメリカの戦争を手助けするようなものです」。派兵された自衛隊員のなかに友人の子どもがいるという練馬区の女性(80)は「直前まで親も知らなかったらしいの。『帰ってくるまで心配でたまらない』っていってた。なぐさめる言葉もない。小泉首相は親の気持ちを理解していない」と怒りました。
一方、「自衛隊が行くのに賛成」という男子高校生もいました。「税金を払っているのに、何も仕事しないなんてむだだから」といいます。宣伝している女性が、そもそもイラク戦争は大義のない戦争で、占領と支配を続ける米英軍に加担するのは憲法九条の精神に反していることなどを説明。高校生は「難しいけど、戦争には反対。憲法は守ったほうがいいと思う。あんまり考える機会がなかったから、これから考えていきたい」と答えていました。
宣伝には全教、新婦人、平和委員会など十九団体から二十五人が集まりました。日本共産党の高橋千鶴子衆院議員が参加しました。