2004年1月25日(日)「しんぶん赤旗」
【モスクワ=田川実】ドビルパン仏外相とイワノフ・ロシア外相は二十三日、両国関係と国際問題について会談した後、記者会見し、イラクの主権回復こそ同国の復興を実現するとあらためて強調しました。
イワノフ外相は、「イラクで主権回復と独立した民主的政府が樹立されれば、国連の完全な役割発揮と、より広範な国際社会の問題解決プロセスへの参加が可能になる」と説明。ドビルパン外相は「フランスはイラクの経済、安保を含む問題解決に協力するが、それは主権をもつイラク政府の要請があった場合だ」と述べました。
両外相は、ロシアが提案している国連主催のイラク問題解決のための国際会議の実現でも協力すると表明しました。