2004年1月27日(火)「しんぶん赤旗」
全国保険医団体連合会(保団連)は二十六日、健康保険から医療保険に支払われる診療報酬の改定で厚生労働省に「初診料等の引き上げ」などを陳情しました。政府は四月からの改定に向け作業を進めています。保団連は「安全、安心はもとより必要十分な医療を提供できるよう」診療報酬の改善を求めました。
室生昇会長は「前回改定でダメージをうけた部分の回復をお願いしたい。入院時食事療養の診療報酬を引き下げ、その部分を患者に肩がわりさせるようなことはやめてほしい。百八十日を超える入院患者の負担増や、保険給付外しはゆるされない」と訴えました。
同席した日本共産党の井上美代参院議員が「全国の現場からの声をしっかり受け止めてほしい」とのべると、担当官は「出された意見は改定の議論にきちんと反映します」とこたえました。