2004年1月28日(水)「しんぶん赤旗」
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小泉内閣が陸上自衛隊本隊にイラク派兵命令を出したのを受けて、「戦争ノー、平和憲法守れ道民連絡会」は二十七日夕、札幌市中央区の繁華街で、憲法違反の暴挙への抗議と派兵中止を求めて退勤時デモ行進をしました。百五十人が、のぼり旗や団体旗、横断幕などをもち、「イラク派兵反対。憲法九条を守れ」などと唱和しました。
交差点でデモを見ていた中央区の高田智津子さんは「莫大(ばくだい)な税金を使って自衛隊をイラクに送るくらいなら、別の方法で支援をしてほしい。自衛隊はイラクに行ってもあまり役に立たないから引き揚げるべきです」と語りました。
デモ行進前の宣伝で、道民連絡会の山下忠孝事務局長、道労働組合総連合の山口康夫議長が、大義のないイラク戦争と不法な占領支配をやめさせ、派兵中止に全力をつくすと決意を表明。自由法曹団道支部の大賀浩一弁護士は、二十八日に元郵政相の箕輪登氏が派兵中止を求める提訴をし、弁護団は八十人以上になることを報告しました。