日本共産党

2004年1月29日(木)「しんぶん赤旗」

イラクの米兵死者、10日で20人


 日本政府が自衛隊のイラク派兵をごり押しするなか現地イラクでは二十七日、米軍部隊への攻撃が相次ぎ米兵六人が死亡、米テレビ局のイラク人スタッフ二人も何者かによる爆弾攻撃で死亡しました。二十八日早朝にはバグダッド中心部で自爆テロがあり、少なくとも三人が死亡しました。

 現地からの報道によると、首都バグダッド西方約百十キロのハルディヤで二十七日、道路脇に仕掛けられた爆弾が爆発し米兵少なくとも三人が死亡し、一人が負傷しました。ハルディヤでの攻撃の数時間後には、バグダッド南方約五十キロのイスカンダリヤ近郊でも同様の爆弾攻撃が発生。米兵三人が死亡し、三人が負傷しました。一方、米軍がイラク中部のベイジで同日おこなった抵抗勢力に対する掃討作戦では、イラク人三人が死亡しました。

 同日には、米英両国のイラク占領組織である連合国暫定当局(CPA)のバグダッド本部近くで不発の車爆弾が発見されましたが、米兵により処理され被害は出ませんでした。

 米兵死者は、この十日間だけで二十人に達しています。

 また米CNNテレビによると、バグダッド郊外の高速道路で二十七日、取材を終えバグダッドに向け走行中の同テレビ取材団の車二台が銃による襲撃をうけ、イラク人スタッフ二人が死亡、英国人カメラマン一人が負傷しました。


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