2004年1月29日(木)「しんぶん赤旗」
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「自衛隊のイラク派兵の即時中止・撤退」「年金制度改悪反対」などを掲げて二十八日、労働者、市民が国会前で座り込みしました。全労連、国民大運動実行委員会、中央社会保障推進協議会の主催による、今国会第一次の座り込みです。
正午すぎには安保破棄実行委員会、有事法制は許さない!運動推進連絡センターも合流。約二百人になりました。
全労連の熊谷金道議長はあいさつで、「国民のくらしや国の進路にとって、本当に重大な国会」とのべ、大量破壊兵器が存在しなかったことが確認され、イラク戦争が大義のない侵略戦争であることがいっそう明らかになっているのに、自衛隊を送ろうとしている小泉・自公内閣を批判。年金制度大改悪計画など、悪政阻止のため、全力をあげようと訴えました。
各団体の代表が、「イラク派兵に使う巨額な税金は、年金制度の充実のためにつかえといいたい」(東京土建)、「これ以上国民に負担をおしつけるのは許せない。二千四百億円の米軍思いやり予算など、税金のつかい方が問題」(国公労連)などと語りました。
埼玉県川越市から参加した年金者組合の杉山英生さん(78)は、「小泉首相のいうことは、ウソとごまかし。アメリカの傭兵(ようへい)みたいなことを自衛隊にさせるのは許せない」と怒っていました。
日本共産党の小泉親司参院議員が国会情勢を報告し、激励しました。