日本共産党

2004年2月1日(日)「しんぶん赤旗」

銃持つ支援おかしい

青年集会「ピースシャウト」


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青年集会ピースシャウトで島唄をうたう参加者=31日、沖縄県糸満市

 「日本の青年は、戦争に加担することはできない」−三十一日夜、日本平和大会青年集会「ピースシャウト」が沖縄・糸満市で開かれ、全国から三百五十人が集まりました。衆院でイラクへの自衛隊派兵承認案が強行されたもと、スライドを使ってイラクの現状を学び、復興支援や平和の思いを活発に交流しました。

 イラク戦争中にバグダッドにいた国際支援NGO(非政府組織)の相澤恭行さん(32)が報告しました。クラスター爆弾で市民が次々と病院に運び込まれたこと、イラク人の友人ができたことなどを紹介し、「国家レベルになると最大級の暴力が世界を支配している。自衛隊が行こうとしているが、武器を持った人道支援などあるのか」と強く批判しました。

 各地のとりくみの報告では、折り紙にメッセージを書いてもらっている高校生、日米地位協定を変えようとドキュメンタリー映画を製作している大学生らが報告。「自衛隊員の家族がかわいそうです」「沖縄の先祖が残した命(ぬち)どぅ宝という言葉を次の世代に残したい」などと訴えました。

 京都府の町原結(ゆい)さん(19)=学生=は、米軍基地の見学をしてきました。ピースシャウトに参加し「いろんなことやってる話を聞いて、自分もがんばらなきゃ、と思いました。(自衛隊のイラク派兵について)軍服と銃を持った人道支援なんておかしい。地元の要望をよく聞くべきです」と話しました。


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