2004年2月2日(月)「しんぶん赤旗」
|
「日本平和大会in沖縄」の閉会総会が一日、那覇市で開かれました。小泉政権によるイラク派兵承認案の衆院での強行にたいし千七百人の参加者の怒りであふれ、「派兵反対・撤退を」「国連憲章にもとづく平和のルール確立を」の共同行動と名護・辺野古への新基地を許さないたたかいの発展を誓い合いました。
閉会集会では新聞労連の明珍美紀委員長、航空安全推進連絡会議の杉江弘副議長の来賓あいさつ後、青年が元気に発言しました。
兵庫や宮城の青年は、沖縄で米軍基地や戦跡などを調査し涙があふれたとのべ、「戦争をやめさせたい。学んだことや体験を話し、運動を広げたい」と表明。
イラクへの人道支援をしているNGO「PEACE ON」代表の相澤恭行氏は「自衛隊が行けばイラクをもっと危なくするし、混乱させる」とのべました。
参加者の「私の発言」に続いて、四カ国の海外代表・ゲスト五氏も感想を語りました。
安保破棄中央実行委員会事務局長の西川征矢・全労連副議長が行動提起を行いました。
西川氏は、派兵反対のたたかいが確信となり、多くの団体や個人が幅広い共同を求め、真の人道支援を要求している―など新たな条件の広がりを指摘。草の根の宣伝・学習で派兵反対の圧倒的世論づくり、平和の灯で防衛庁を包囲する五日夕の行動や東京・明治公園の「2・13集会」の成功、真の人道支援、「3・1ビキニデー」と二〇〇五年の被爆六十周年に向けた核兵器廃絶運動の発展をよびかけ、大きな拍手に包まれました。
最後に地元の仲里孝之実行委員長と次回開催地の長崎・佐世保平和委員会の山下千秋理事が壇上でエール交換しました。