2004年2月7日(土)「しんぶん赤旗」
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「いますぐ自衛隊のイラクからの撤退を」「憲法を踏みにじるな」−平和の願いと自衛隊派兵への怒りをこめた唱和が青くすんだ空に響きました。キリスト教や仏教など宗派を超えた五十人余りが六日、東京都千代田区の首相官邸前で行動しました。「平和をつくり出す宗教者ネット」がよびかけたものです。
各宗派の代表が「自衛隊のイラク派兵の中止を求める要請書」署名千四百九十一人分を、小泉純一郎首相あてに提出しました。
行動参加者は「人を殺すな! 戦争するな!」などの横断幕を広げ、祈りました。
カトリックの修道女の弘田しずえさんは、イラク派兵の根拠とされた大量破壊兵器がみつからなかったことなどを話し、「『この戦争には大義がない、おかしい』とだれもが思うでしょう。声をあげ、もっと多くの人に訴えていくことが大切です」と話しました。
日本山妙法寺の僧侶は「あらゆる団体、個人と連帯して『殺すな、殺させるな』の運動を粘り強くすすめていきましょう」とよびかけました。
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員が、イラク特別委員会などでの審議の模様を伝え、激励のあいさつをしました。