2004年2月11日(水)「しんぶん赤旗」
年金制度の抜本的な改悪案が国会に提出された十日夕、全労連、国民大運動実行委員会、中央社会保障推進協議会は東京・新宿駅西口前で抗議の宣伝・署名行動をしました。
全労連の坂内三夫事務局長らが宣伝カーから訴え、約四十人が年金改悪の中身を知らせるティッシュやビラを配り、年金制度の改悪、大増税の中止を求める請願署名を呼びかけました。
署名用紙を受け取っていき、六人分の署名欄を埋めて持ってきた女性もいました。
静岡県御殿場市から娘と写真展を見にきた内川久枝さん(59)は、「政府のやり方は、取りやすい所から取るというものです」と話し署名に応じました。
「年金制度が悪くなって、消費税も上げるとなったら家計はピンチ。根本的問題は、少子化の進行。若い人の将来不安が増大し少子化はいっそう進む」というのは、ビジネスバッグを持つ会社員の男性(53)。
埼玉県狭山市からきた荒井椙子さん(59)は、「この数年間の政府をみていると、国民のことを考える姿勢が皆無です。若い世代が希望を持てない政治をなんとかしてほしい」と話していました。