2004年2月11日(水)「しんぶん赤旗」
【ベルリン=片岡正明】シラク仏大統領とシュレーダー独首相は九日、ベルリン郊外で会談し、イラク、アフガニスタン問題のほか、欧州連合(EU)憲法問題などを話し合いました。
イラク問題では、両首脳は「完全な一致をみた」(シラク大統領)とし、米英の占領からイラクへの早期主権返還、国連の中心的役割という従来の両国の主張を確認。アフガニスタン問題では、国際治安支援部隊(ISAF)の一部を仏独を中心とする欧州共同軍が北大西洋条約機構(NATO)軍から引き継ぐことで合意しました。