日本共産党

2004年2月12日(木)「しんぶん赤旗」

各地で集会、ピースウオーク

「派兵、やめさせたい」


飛び入り参加者も

神奈川

 神奈川県鎌倉市で幅広い市民団体や超党派の市議が参加する「有事法制ストップ・平和憲法を守る鎌倉市民連絡会」(仲築間卓蔵代表)が十一日午後、「2・11かまくら若宮大路ピースウオーク」を行いました。二百三十人の参加者が「自衛隊イラク派兵反対」の声を古都の街なみに響かせました。

 仲築間代表が「国会で自衛隊派兵承認が強行されたが、今からでも撤兵は遅くないことを、大いに市民にアピールしよう」とあいさつ。その後、参加者は、観光客でにぎわう鎌倉駅前から鶴岡八幡宮へ通じる若宮大路を行進。「NO WAR」「平和憲法YES」などと書かれた手づくりのパネルを掲げ、軽快なリズムで「声を上げなきゃ、未来はナイナイ!」などと唱和。沿道から手が振られ、飛び入りで歩く人もいました。

 行進には日本共産党の吉岡和江、児島晃、小田嶋敏浩の各市議と、林のぶあき衆院神奈川四区候補も参加しました。

通行人が折りづる

千葉

 日本民主青年同盟千葉県委員会は十一日夕、自衛隊のイラク派兵に反対し平和のために行動しようと、JR千葉駅前でピースパレードと折りづる宣伝をおこないました。

 通行人に折りづるを折ってもらう宣伝では、若者が次々と足を止め、折り紙を手にした人だかりができるほど。一メートル四方のタペストリーは、百羽以上のツルでみるみる埋まりました。

 つるを折った千葉市の学生、サトミさん(21)は「自衛隊は行くべきじゃないよ。何か平和の行動をしたかった」と話します。初めてパレードに参加した通信制の学校で学ぶ男性(18)=臼井市=は「これはこなくちゃと思って。派兵をやめさせたい」と、大きな声でコールを響かせました。

 日本共産党の浅野ふみ子参院千葉選挙区候補も参加し、青年たちとパレードしました。

女性たち地域行進

埼玉

 「人を殺す戦争は絶対にいやです」。自衛隊のイラク派兵に反対する女性たちの草の根のピースウオークが十一日、埼玉県草加市で行われました。

 草加市日本共産党女性後援会(塚田祐美子会長)が「なにかしないとどんどん危険な方向に行ってしまう」とよびかけたもの。「自衛隊は戻れ」「殺しも殺されもするな」と書いたプラカードなど三十五人が思い思いのパフォーマンスで東武伊勢崎線草加駅前から松原団地駅まで「草加せんべい」の街を行進しました。

 ピースウオーク初参加の高橋愛結美さん(22)。「小泉さんは復興支援だから戦争はないといっていますが、戦場のイラクに武器をもった自衛隊がいっているから人を殺すことになる」と反対の思いを話します。

 戦争体験のある式場睦さん(70)も初参加。「戦争で苦しむのは子どもたち。十一歳のとき戦争が終わった。飢えに苦しんだ体験をイラクの子どもたちがしていると思うと何かしなければと歩いています」とピンクのネッカチーフに反戦の意思を示して行進していました。

写真

自衛隊派兵の中止を求めるピースウオーク。参加者左から2人目は西山議員=11日、京都府福知山市

青年たち歌声あげ

京都

 陸上自衛隊駐屯地のある京都府福知山市で十一日、ピースウオークが行われ、青年たちの歌声がまちに響きました。よびかけたのは、福知山地労協や原水協、平和委員会と、京都府北部地域の青年たちでつくる平和サークル「ピース・リング」です。

 白衣姿で参加した看護師、前田さや子さん(25)=綾部市=は「戦争に参加することが許せない。一人ひとりの人間は、かけがえのない存在です。本当に復興するなら軍隊ではなく、ジャージーでスコップ持って行くべきです」と話しました。

 日本共産党の西山とき子参院議員が国会報告を兼ねてあいさつし、一緒に歩きました。


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