2004年2月14日(土)「しんぶん赤旗」
「自衛隊のイラク派遣の中止を求める女たちの会」は十三日、自衛隊のイラク派遣の即刻中止を求め、東京・有楽町で宣伝しました。航空労組連絡会の内田妙子議長、日本医労連の田中千恵子委員長、新聞労連の明珍美紀委員長の労組三委員長が呼びかけたものです。
参加した女性たちは、翌日のバレンタインデーにちなんでチョコレートをつけたビラを配り、「『人道支援』に武器や戦車はいらない」「みんなで声を出しましょう」と呼びかけました。
航空連の島田亜美副議長は「イラク戦争で航空の安全は低下しました。軍隊の派遣をごまかすために言葉を使うのではなく、戦争反対、平和に近づけるために言葉を使い、訴えていきましょう」と、道ゆく人に語りかけます。「航空は防衛産業でも軍事産業でもない。平和産業です。自衛隊がイラクから撤退してくるまで、声をあげつづけます」と話しました。
明珍委員長は「自衛隊は派遣されましたが、いまからでも遅くありません。派遣を撤回させることが私たち市民の役割です。イラクで多くの人が命を落とし、かたや日本では年間三万人以上が自殺している。人の命を大切にすることにこそ、お金を使ってほしい」と訴えました。