日本共産党

2004年2月16日(月)「しんぶん赤旗」

豊かな障害児教育を

日本共産党政策委員会 文教委員会が政策発表


 日本共産党政策委員会文教委員会は十五日、「特別な支援を必要とするすべての子どもたちに豊かな教育を――障害児教育の前進のために――」を発表しました。

 障害児教育をめぐっては、昨年三月、文部科学省の協力者会議が「今後の特別支援教育の在り方について」を公表。LDなどの子どもたちへの特別な支援の開始、既存の障害児教育の再編を打ち出しました。しかし、この構想は、現在の予算・人員の枠内で対応するとされ、関係者の間に「同じ人員で、これまでの数倍の子どもをゆだねられれば、障害児教育は危機にひんする」などの不安がひろがっています。

 日本共産党の今回の政策は、現在の予算・人員の枠内で対応するという政府の姿勢をあらためさせ、比較的重い障害の子ども、LDなどの「軽度発達障害」の子どもなど、特別な教育を必要とするすべての子どもたちへの支援を本格的に前進させることをよびかけています。

 さらに、最近おきた、一部の政治家や教育行政による、障害児学校での性教育への乱暴な介入などを批判し、教育内容・方法は、学問的な到達や関係者の合意を大切にすることを強調しています。


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