2004年2月16日(月)「しんぶん赤旗」
難病の患者団体で組織する日本患者・家族団体協議会と全国難病団体連絡協議会は十五日、東京都内で集会を開き、今後の医療制度改革や難病対策について話しあいました。全国から百七十人が参加。日本共産党の小池晃政策委員長・参院議員があいさつしました。
集会では日本医師会の澤倫太郎常任理事が「難病対策の今後の展望」について講演。分科会で「医療制度改革が与える患者への影響」「難病対策見直し後の影響調査と実態報告」などのテーマで話しあいました。
小池氏は「難病とたたかうのに精一杯の患者に、これ以上、医療費負担など生活上の心配をかけさせないことが政治の仕事」とのべ、昨年十月からの難病制度見直しで患者負担が大幅に増えたことを批判しました。
また、今後の難病対策の改善方向として(1)難病の自己負担無料制度の復活、小児難病制度の見直しでも患者負担導入はさせない(2)障害者基本法の定義に難病患者を位置付ける(3)高すぎる医療負担の引き下げ―などを指摘。ともに運動していくことを呼びかけました。