2004年2月17日(火)「しんぶん赤旗」
|
イラクに派兵された陸上自衛隊の車両や物資を積んだ海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」(八、九〇〇トン)を護衛するとして、護衛艦「むらさめ」(四、五五〇トン)が十六日、神奈川県横須賀市の横須賀基地を出航しました。
出港にたいして県内の平和・民主団体はじめ県民が抗議行動をおこなったのをはじめ、夜には緊急の抗議集会が、横須賀市の総合福祉会館で開かれました。
集会は安保廃棄県統一促進会議、神奈川労連などがよびかけたもの。約百人が参加し、集会後、市内をデモ行進しました。日本共産党の、はたの君枝参院議員(参院神奈川選挙区候補)、大森猛前衆院議員(衆院比例・神奈川五区候補)、ふじたちえこ県議、ねぎしかずこ横須賀市議団長も参加しました。
神奈川労連の菊谷節夫議長が「憲法違反の自衛艦出航に断固抗議したい」とのべ、大森氏は「いまからでも自衛隊は撤退せよの大きな声を起こそう」と呼びかけました。
全労連副議長、安保破棄中央実行委員会事務局長の西川征矢氏、新日本婦人の会県本部、横須賀革新懇の代表も訴えましました。
市内大津に住む原田弓子さん(65)は「イラク戦争と派兵の根拠が何もなくなったのに、自衛隊を出すことは絶対に許せません」と怒りをぶつけました。