2004年2月21日(土)「しんぶん赤旗」

北海道・室蘭おおすみ出航

「派兵反対、イラクへ行くな」

党と民主団体が抗議

　イラクに派兵された陸上自衛隊の車両や物資を積み込んだ海上自衛隊輸送艦「おおすみ」（八、九〇〇トン）と護衛艦「むらさめ」（四、五五〇トン）は二十日午前、日本共産党や多くの団体、市民の抗議のなか、クウェートに向け北海道室蘭市の室蘭港から出航しました。

　午前八時に室蘭港近くに集まった日本共産党をはじめ市民団体、労働組合員ら八十人は「イラク派兵反対」「自衛隊員はイラクへ行くな！」と唱和。抗議行動に参加した五十代の女性は「人道支援なんてまったくごまかし。税金の無駄遣いよ。本当に日本政府のやり方に腹がたつ」と怒りの声を上げました。

　六十代の男性は「アメリカいいなりの政治を変えないとだめだ。憲法違反の自衛隊が戦争に加担することは絶対に許せない」と小泉内閣の姿勢を批判しました。