2004年2月22日(日)「しんぶん赤旗」
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名古屋市東区の私立東海高校・中学の生徒たちが二十一日、地元選出国会議員を招いて政治討論会を行いました。同校が開いた市民も参加できる「サタデープログラム」の一つで、日本共産党からは八田ひろ子参院議員が出席。「年金」「改憲」をテーマに、生徒や市民もまじえ熱い討論が行われました。他党は、自民・大村秀章衆院議員、民主党・河村たかし衆院議員、公明党の山本保参院議員が出席しました。
年金問題で八田氏は「年金制度とは、みなさんが学んでいる憲法の二五条が規定する生存権がもとになったもの。憲法二五条で保障された、本当にみんなが生きていくためのものになっているかがいま問題なのです」と説明。実質15%もの給付水準引き下げになる政府の年金改悪案を批判し、国民年金の基礎年金の国負担を法律どおりただちに二分の一に引き上げることなど、党の政策を紹介しました。
財源問題で、山本氏が国の二分の一負担実施は一年遅れたが、ちゃんと二分の一にまでする法案にしているなどと発言しましたが、八田氏は「(山本氏の主張は)財源は消費税引き上げなどであり、国民の税金から集めようというもの。本末転倒だ」と批判しました。
憲法問題では八田氏だけが「憲法改悪には絶対反対です」ときっぱり。胸に着けている「憲法九条バッジ」も紹介し、「憲法九条は国民が世界に誇る平和の宝。戦前の侵略戦争に命がけで反対してきた歴史と伝統を持つ日本共産党の一員としても、一人の人間としても守りたい」と語りました。