2004年3月1日(月)「しんぶん赤旗」
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自衛隊の派兵差し止め、違憲であることの確認などを国に求めているイラク派兵差止訴訟の会が、提訴の報告と自衛隊派兵を考える集いを二月二十九日、名古屋市で開きました。約百人が参加しました。
集会では、昨年六月から二度にわたってイラクに入り抗がん剤の寄付などの支援活動を行ってきた「アラブの子どもとなかよくする会」の西村陽子さんから現地の実情などについて聞きました。西村さんは活動や現地の実情を報告し「やる気のある人を力づけるのが一番いきると思います。相手を知ること、信頼を築くことが必要。そのためにも文化の交流が必要だと考えて支援の傍ら、子どもたち同士のメッセージの受け渡しもやってきました。イラクの人たちは自衛隊を要らないといっています。武器も兵士も要らないと」と強調。さらに「水不足の問題でも、停電で浄水場が機能しないなどの原因があります。専門家の調査のうえで必要な支援をするべきだと思います」と話しました。
会では第二次提訴へむけ原告・支援者を募っています。
連絡先=事務局052(781)0165=名古屋学生青年センター内。HPアドレス=http://www.haheisashidome.jp