2004年3月5日(金)「しんぶん赤旗」
日本共産党の志位和夫委員長は四日夜、さいたま市内での演説会で、警視庁公安部による社会保険庁職員・堀越明男さんの不当逮捕、党千代田地区委員会などの家宅捜索について、「国家公務員法が国家公務員の政治活動を『政治的行為』の名で広く禁止していることは、思想・信条・言論の自由を不当に制限するものだ。しかし、その法律をもってしても、公務員が、自宅の周辺で、日曜・休日にビラ配布する―一市民としての言論活動を取り締まるなど、とうていまともな民主国家だったら許されない」ときびしく抗議しました。
そのうえで、「これは日本共産党への攻撃にとどまらない。憲法と民主主義への攻撃です。人権と自由への無法な弾圧に私たちは絶対に屈するわけにはいきません。堀越さんをただちに釈放せよ―この声を集中していただきたい。警視庁と月島警察署に抗議の声を集中していただきたい」とよびかけました。
志位氏はさらに、「この弾圧は日本共産党の正論が広がることを恐れているものだ」と強調。「それにたいする私たち日本共産党の最大の回答は、党の前進でこたえることです。党を大きくし、なんとしても今度の参院選挙で勝とうではありませんか」と力を込めて訴えると、参加者は大きな拍手でこたえました。